住まいづくりコラム

防犯の基礎知識 井戸端会議や近所の付き合いは面倒

お家の防犯

こんにちは森田です。

水曜日は「お家の防犯の日」。

さて、日伸建設に協力いただいている一般社団法人 全国防犯啓蒙推進機構理事長の折元洋巳氏から了解を頂き掲載致します。

折元氏は、大阪府警察20年の経験、特に留置場の看守時代の経験から、犯罪者自身から聞いた「泥棒の心理」「泥棒の手口」を元に、「泥棒の目」から見た「防犯対策」について語ってもらいます。

この中のお話を我が家、我が街にスライドしてお考え頂き防犯知識を高めて頂ければ幸いです。

折元氏の地元高槻商工会議所ニュースの今月の表紙の顔に。 思ったより表紙写真がアップで恥ずかしいですね(折元氏)

第九回目 
井戸端会議や近所の付き合いは面倒

私が子供のころは、町のあちこちで主婦の井戸端会議が盛んでした。

今は共働きが多く、また結婚しない方も増えているとのこともありますが、やはり隣近所のコミュニケーションが乏しくなって、井戸端会議が少なくなりました。

泥棒や訪問販売の下見調査員や営業マンは、自分自身はこの町の者ではない、つまり「異物」であることを知っています。ましてや、泥棒なら住民の人に顔を見られたり覚えられたりは決してしたくないものです。

井戸端会議の話題の多くは、隣近所の噂話や各家庭内のお話となります。
つまり、町の情報が集まっているのです。どこの家庭の御主人が誰でどこで働いていて、子供はどこの学校に行ってるかなどは当たり前で、中には知られたくないことまで知っているケースもあるでしょう。
そこから、井戸端会議や近所の付き合いは面倒であると思われるかたも居られるかもしれませんが、「防犯」を考えたときには、井戸端会議のある町。コミュニケーション能力の高い町は、非常に防犯性の高い町であるといえるのです。

井戸端会議中、見慣れない男(女)が家をじろじろ見ていたとします。
当然、話題がその話題になり、数人が「あの人怪しいわ~」などとじろじろ見ることでしょう。
下見途中だった泥棒は、住民にじろじろ見られたことで、とりあえず、その1ブロックでは泥棒をしな確率が大きく高まります。

それだけ井戸端会議やコミュニケーション能力は、町の防犯の向上に役立つのです。
是非とも、面倒がらずに近所の方とコミュニケーションを取ってください。
そして井戸端会議があれば積極的に参加して、「井戸端会議は防犯にも役立つらしいよ」とお伝え下さい。

以上「泥棒の目」から見た「防犯対策」でした。

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※ラジオ大阪(1314KHz)毎週日曜日午前9時30分から45分までの「PikaPika住まいの物語」という番組内で、「元刑事が語る防犯対策」という折元洋巳さんのコーナーが常設されました。
皆さん為になる貴重な6分間。↓リンクをクリック!是非お聞きください。
【第12回】令和3(2021)年11月21日 集合住宅の防犯対策

 

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