設備はシンプルがベスト
こんにちは森田です。
最近思っていること、引っ掛かっていることがあります。
こんな事言うと怒られそうですが、エアコン、キッチン、トイレ、ユニットバス、洗面化粧台、給湯器・・・etc
凝った機能満載の設備はいかがなもんかなあ??と最近思うようになりました。
お客さんに高額商品を採用してもらった方が商売としては有難いのですが。
お客様宅の設備に不具合があると、大抵うちの場合は現場に行きます。
自社で修理できない設備商品のトラブルの場合、メーカーさんに修理依頼。
時によっては立ち会うこともあります。
そう言った経験から、最近そう思うようになりました。
設備機器は機械モノと同じで、個別に課金して延長保証に入っていなければ、メーカー補償は大抵1年間。
使い出して5年を過ぎた頃からメンテナンス依頼は増えてきます。
知ってましたか?商品の部品供給のメーカー責任はわずか7年間ということを。
部品供給が無くなってしまったから、泣く泣く新品に取替無くては・・・なんて事、実際には多いのですよ。
今の設備商品はデジタル制御になっていて、メンテナンスと言っても部品交換ではなく、関係する基盤をそのまま丸ごと交換するケースがほとんど。
よって修理費用はかなり高額になってしまいます。
ちょっとした出張修理に1アイテム1~2万は掛かるのが当たり前。
冷蔵庫などの家電でもその位掛かかります。
「これ便利かも~」という付加機能は実際あんまり使わないのが現状。
逆にそのあんまり使わない付加機能が故障することで、基盤ごとそっくり取替なんて事が少なくありません。
IHクッキングヒーターなら魚焼きグリル。
あれが故障すると「使わないから」と言ってもそっくりその部分は取り替えないと,加熱機器としては使えないそうです。(以前メンテに立ち会って聞きました)
使えるようにするだけでも修理費用は3万円程度だったかな?
節水・節電・お手入れラクラクが今の設備のキーワードだけど、長く使える商品はいずれもシンプルな機能のもの。
住宅会社では「中高級の設備が最初から標準装備」ってのは要注意!
ほんとにそれが必要か否かを冷静に判断しましょう。
人気の床暖房も家電と同じ。
10年で故障すると覚悟しておいた方が良さそうです。
仮に修理が出来たとしても、床を捲って復旧するコストも頭に入れておきましょう。
メーカーショールームやカタログ等でジックリ吟味してみて、その付加機能がどうしても必要なのか考えましょうね。
最初から標準でついてあるのは、お客さんが実際に欲しいものではなく、メーカーや住宅会社が売りたいものであるケースが多いのです。
住宅設備はどれだけ高級商品をチョイスしても、10年経たずに劣化が目立ってきます。
設備機器の機能はシンプルなのがベストというのが自論です。
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