住まいづくりコラム

太陽光と環境大国ドイツの電気代推移

私の住まい感

こんにちは、交野市・枚方市・寝屋川市を中心に自然素材を使った木の家を建てている、日伸建設の森田です。

昨晩は、ZOOMで月一のWEBセミナーに参加していました。

zoom研修 春夏秋冬のある暮らし

昨日のお題は、「夏の屋根遮熱に断熱材はいらない」

日時:2022/8/18(木)19:00-21:00(18:40~ZOOM開放)

場所:ZOOMを使ったオンライン

講師は、金田 正夫さん(一級建築士 設計工房 無垢里 主宰 工学博士)

「機械や工業材料に頼れば頼る程 環境には負荷を与えるので、自然の力を利用して快適に過ごす」というのが、このセミナーのポリシーです。

このセミナーに相反する形で、国は太陽光発電、気密断熱を高めた家を推進しており、その基準に沿った家を建てれば補助金や減税措置等で資金的なメリットを受けることができるという流れになっています。

工業製品や機械設備を使用すれば、安易に基準をクリア出来るので、その方向性に傾いております。

構造材なら数値計算に適した狂いの少ないエンジニアリングウッド(集成材)、断熱材なら発泡ウレタン、グラスウール、ポリスチレンフォーム、防湿型気密住宅などが主流になります。

大工技術を活かした伝統技法や木や土を使う自然素材を推進する工務店に関しては、劣勢の展開になって来ています。

良い家の定義も耐震等級、C価、UA値がいくら以上と数値で判断。

所謂、規格住宅が主流となっています。

ここで国や自治体が推進する、太陽光発電の環境大国ドイツにおいての電力事情をご紹介します。

22年間で電気代は約3倍に

住環境では参考にされている環境大国ドイツですが、一早く自然エネルギーの長期間、固定価格買い取り制度を始め、日本もそれに追随しました。

買取価格は一般の電気代に上乗せされて22年間に約3倍になりました。

給料や物価は日本より高いけどこの電気代では生活が困窮するのでは・・・。

ドイツは2000年の再生可能エネルギー法によって送電会社に対して太陽光や風力による電力を一般電力よりも高い価格で20年間にわたって買い取ることを義務づけ、再生可能エネルギーによる発電を急速に拡大させてきた。

買取価格と一般電力の差額は再エネ付加金として電力消費者に転嫁されるため、再生可能エネルギーによる電力が増加するに伴って、電力料金が上昇してきた。

 しかし、買取価格は段階的に引き下げられてきており、電力料金に対する上昇圧力は今後弱まってくるとみられている。

加えて、政府は2021年からガソリンや暖房油に炭素税を課す見返りに再エネ付加金が1kWhあたり6.5セントを超えないよう、一部を国庫負担することを決定している。

 2022年は前年からの大幅なエネルギー価格の上昇を背景に、再エネ賦課金が低下したが、発電コストはそれを大きく上回って上場した。

 新政権は2023年の実施を予定していた再エネ付加金の廃止を2022年中にも実施することを検討している。

ドレスデン情報ファイル ドイツの環境・エネルギー政策 電力料金の構成と推移 より引用

地球に優しいと言われている太陽光発電は、太陽光はタダですが、シリコンを原料から作るのに莫大な化石燃料が必要だそうです。

そして寿命を終えた20数年後、設備の撤去・廃棄処分のコストを考えたら、コスト的や地球環境的にもマイナスではないでしょうか。

リサイクルは出来たとしても、費用は新品並みにコストが掛かるはずです。

いつも言いますが、コストやCO2は生産時から廃棄まで見て考えて下さい。

恐らく投資目的で設置した空き地や山間部の野立ての産業用太陽光は発電は、不要になればそのまま放置でしょう。

より環境を劣化させるだけではないのかな。

国の方向性が正解なのかを考えてみて下さい。

安易にCO2排出をいつまでに、いくら削減するという数字合わせに巻き込まれていないか検証が必要です。

食の世界では、他国が使用を禁止されている食品添加物等の化学物質が、わが国では認められているそうです。

今もめている宗教団体と政治家の話も利権が絡んでいますね。

国や自治体が推進する事は全て正しいのか、よく考えてみて下さい。

少なくてもこの国に1500年以上受け継がれてきた家、技術は高温多湿の日本の気候に最も適した工法が木造軸組みです。

異常気象、温暖化も観測データベースが何年の中で判断しているのでしょうか。

平安時代は猛暑日続きだったという記述も・・・。

最初の話に戻りますが、工業製品や機械設備に頼らず、住まいには出来る限り、土に返る自然素材を使用し、快適に過ごし手欲しいと思います。

地球環境保護やSDGsを全面に押し出して、自社の利益を貪ろうとするビジネスエコに惑わされないように、周りに流されない、独自に判断する基準を持ちましょう。

自分の健康や快適な暮らしは、自分で守らないといけないのです。

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