住まいづくりコラム

あまり理解されていない警備と防犯の違い

お家の防犯

こんにちは森田です。

今日水曜日はテレワーク日、いつもの交野(かたの)のお天気写真はお休みです。

お家の防犯についてネットで調べていますと、「全国治安ワーストランキング」というのを見つけました。

大手警備会社のALSOKが発表している記事でした。

全国治安ワーストランキング←あなたがお住いの都市のランキングは・・

各都道府県の人口を考慮して犯罪遭遇率を計算してみるとわが街大阪はワースト1位。

皆さんのイメージ通りかも・笑

大阪府では129人に1人の割合で犯罪に遭遇しているという結果となっています。

左下に行くほど治安が悪い 右上に行くほど治安が良い

では住まいの防犯を考える意味で重要になる住宅侵入盗ではいかがでしょう。

これを見ると、わが大阪 住宅侵入盗に関して、認知件数8位、検挙件数7位誇れる位置づけではありませんが若干上位から後退気味。

前年に比べ大きく悪化したのは、青線の和歌山、秋田、大きく好転したのは黄線の青森、長崎、東京でした。

ALSOKの資料引用

やはり一番狙われる場所は窓

ガラス破り 三角割り(プロの空き巣の手口) クレセント(鍵)付近を破り窓を開けて侵入してきます

窓ガラス破りは、何と言っても侵入盗のナンバーワンの手口です。

これらの状況からも窓の防犯性を高める事が重要なのが分かりますね。

但しどのように防犯性を高めるかですが、大手警備会社にご相談するのが一番早い方法かも知れません。

しかし、大手警備会社の提案は、開口部へのセンサー設置や防犯カメラ等の機器を使ったものになると思います。

安全と引き換えに毎月高額な金額を払うことになります。

ただ大手が得意とするのは警備(事後の消極的リアクション)であり、防犯性の強い面格子や防犯ガラス、フィルムで対策することが防犯(事前の積極的アクション)です。

繰り返しますが、防犯ガラス、防犯フィルムは空き巣に入られる前の防犯対策で、警備は入られた後センサーが発砲して警備員が駆けつける、事後の対策になります。

ですから、犯罪者に宅内へ入られたくないなら「警備」ではなく「防犯」の対策をすることが大切です。

犯罪者が宅内に入ったという事が、トラウマになりお家にいることにストレスを抱える方もおられますので。

経費的に考えても、イニシャル、ランニング共にコストの掛かる警備は高額と言えます。

一方の防犯は基本イニシャルコストのみ。

比較的安価と言えます。

警備会社のステッカーを玄関口に貼るのは確かに抑止力にはなります。

ですがそれが防犯とは言えませんね。

プロの空き巣はよく分かっていますから。

安価なダミーカメラなんてすぐに見分けます。

プロには意味ないです。

元警察官、防犯コンサル全防啓の折元氏曰く、そもそもハイリスク、ローリターンが泥棒稼業です。

立派な家構えであったとしても、まず中に入ってみないと金品があるかどうか分かりません。

という事は、事前情報を犯罪者が握っている場合を除き、「防犯意識の高いお家は基本スルー」するのです。

何も無理しなくても他の入りやすいお家を選ぶはずですから。

だからこそ、備えあれば憂い無し。

しっかり防犯ウィークポイントは強化しましょう。

次回は窓開口の防犯を高める「防犯フィルム」についてお話します。

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