住まいづくりコラム

防犯の基礎知識 オートロックマンションは本当に安心なの?

お家の防犯

こんにちは森田です。

今日は水曜日なので自宅からの更新です。

さて、日伸建設に協力いただいている一般社団法人 全国防犯啓蒙推進機構理事長の折元洋巳氏から了解を頂き掲載致します。

折元氏は、大阪府警察20年の経験、特に留置場の看守時代の経験から、犯罪者自身から聞いた「泥棒の心理」「泥棒の手口」を元に、「泥棒の目」から見た「防犯対策」について語ってもらいます。

この中のお話を我が家、我が街にスライドしてお考え頂き防犯知識を高めて頂ければ幸いです。

ラジオ大阪にて収音での折元氏 毎週日曜日9月30分からの、「PikaPika住まいの物語」内、「元刑事が語る防犯対策」のコーナー。


第六回目 オートロックマンションは本当に安心なの?

新築マンションのほとんどがオートロックマンションになっているこのごろです。

「安心」な集合住宅の代名詞のようになってきていると思いますが、これは本当に「泥棒」を対象に考えたとき「安心」と言えるのでしょうか?

答えはNOです。特に内部から人が出るときに自動的に開くタイプのオートロックが危険です。

TVでは、「友連れ」と言う方法を公開しております。

住民が入るときに偶然一緒になったように入る方法です。

これは基本的に泥棒としてはしたくない方法だと思います。

完全に顔を見られるし、住民からも怪しまれますからね。

実は身の回りのものを、ほんの数秒の手間をかけるだけでオートロック扉は外部から簡単にあけることができます。

これは集合住宅の管理会社の社員も、訪問販売の営業マンも常識として知っていることです。

しかし、住宅建築関係者やオーナー、そして居住者は知りません。

ここが問題なのです。

ここでは詳しい方法などは記載しません。

それを知れば日本のほとんどのマンションに簡単に入れるからです。

オートロックは導入に多額なお金が必要なのに、ある一点に防犯上問題があって、結局は泥棒がありがたがる建物にしてしまっています。

僕が泥棒でもオートロックの無いところより、オートロックのマンションの方が泥棒はしやすい結果になっています。

この事実は是非とも知るべきであり、是非とも対策をとるべきなのですが、ここで理由を公開できないのが非常に難しいところです。

オートロックマンションは「善人の第三者を閉め出し、悪意のある第三者を入れる」という設備かも。

「オートロックだから安心」という過信は禁物です。

ご注意を。

以上「泥棒の目」から見た「防犯対策」でした。

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※ラジオ大阪(1314KHz)毎週日曜日午前9時30分から45分までの「PikaPika住まいの物語」という番組内で、「元刑事が語る防犯対策」という折元洋巳さんのコーナーが常設されました。
皆さん為になる貴重な6分間。是非お聞きください。
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【第10回】令和3(2021)年11月7日 窓の防犯対策

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