住まいづくりコラム

犯罪が起こる場所の共通点・現状の被害者の立場

お家の防犯

こんにちは森田です。

水曜日は「お家の防犯の日」。

さて、日伸建設に協力いただいている一般社団法人 全国防犯啓蒙推進機構理事長の折元洋巳氏から了解を頂き掲載致します。

折元氏は、大阪府警察20年の経験、特に留置場の看守時代の経験から、犯罪者自身から聞いた「泥棒の心理」「泥棒の手口」を元に、「泥棒の目」から見た「防犯対策」について語ってもらいます。

折元氏(写真右)日伸建設に来社時のひとコマ (左・小西社長・中・スタッフの昌武氏)

今回は実際の分譲マンション対象のセミナーでお話された内容からの抜粋です。

前回 マンション防犯 無料で出来る防犯対策

前々回 マンション防犯 三種の神器の嘘

今回は犯罪が起こる場所の共通点と現状の被害者の立場についてをお話頂きます。

犯罪は場所と密接な関係があります。

犯罪者がターゲットを見つけても舞台の上で犯行に及ぶようなことはありません。

公衆トイレなどの入りやすく見えにくい場所と不特定多数の人が集まっていて周りの目が分散される場所は危険です。

特に親子でできる有効な防犯対策として自分の子どもが家から学校、塾へと通う道を昼と夜に親子で一緒に歩いて何処が危ないか考えてみることをおすすめします。

この時に危ない理由を全部説明してはいけません、一緒に考えるようにしてください。

被害者よりも犯罪者が大事にされている現状

残念ながら今の日本では被害者よりも被疑者が大事にされています

留置所では1日 3本のタバコが吸え、日に 3 回の食事、差し入れや、警察署の食堂から出前も取れ、手紙も書けます。

拘置所ではおやつも食べられます。

自由に外出はできませんが、それは犯罪者が自分の意思で犯行におよんだ結果です。

他人の人権を無視して自分の欲を満たした結果です。

被害者はどうでしょうか。

殺人事件の遺族には多少の手助けがありますが、泥棒や性犯罪の被害者にはなにもありません。

単に泥棒と考えて欲しくはありません。

あるおばあちゃんは20代の頃に、泥棒と鉢合わせした体験からいまだに一人が怖いそうです。

精神的な被害は簡単に癒やされるものではありません。

被害者こそ大事にされるよう、本来は政治家が動くべきですが彼らは有権者の関心が被害者救済に向かないと動きません。

ストーカー対策にしても厳しくするべきとは思っていても、法律が変わらないことには警察や裁判所は動けないのです。

まずは皆さんが考えて関心をもつことが大事です。

被害者支援を行っているボランティア団体があります。怖くて一人で裁判に行けない人がいればスタッフがついていきます。

しかし交通費は 1000 円しか出ず、残りは職員の自費です。

月の給料は 7~8 万円で学生のアルバイトよりも安いです。

最初はなんとかしてあげたいと気持ちで頑張りますが、5年10年たつと生活ができなくなります。

防犯の団体は犯罪を減らすことであり、被害者の支援まではできません。

これらの支援団体に対して少しでも援助をお願いします。

犯罪者にも人権はあり、公正の機会を与えることは大切ですが、一方で被害者の人権がないがしろにされていることに目を向けてください。

犯罪は最低限の防犯対策とまちのコミュニケーションで激減します。

泥棒は途中で断念 防犯フィルムで犯罪を未然に防げた現場

人が出入りできる窓のガラスはしっかりと防犯対策を 防犯フィルム施工現場

安心・安全な住まいのためにもこれらのことを皆さんの周りの方々にも広めて欲しいです。

この中のお話を我が家、我が街にスライドしてお考え頂き防犯知識を高めて頂ければ幸いです。

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※ラジオ大阪(1314KHz)毎週日曜日午前9時30分から45分までの「PikaPika住まいの物語」という番組内で、「元刑事が語る防犯対策」という折元洋巳さんのコーナーが常設されました。
皆さん為になる貴重な6分間。↓リンクをクリック!是非お聞きください。

【第22回】令和4(2022年) 1月30日 国際ロマンス詐欺 

※未遂に終わりましたが、国際結婚詐欺に知り合いの女性が被害に合いかけました。ロマンスを利用するなんて酷いですね。皆さんもお気をつけ下さい。

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