住まいづくりコラム

丸太加工 粗削り面取り

匠の技

こんにちは森田です。

交野市で墨付け、手刻みで建てる家の加工がはじまりました。

9割以上は先日ご紹介した「プレカット」で加工しますが、この現場は手刻み。

全て大工さんが加工する、今では少なくなった工法です。

お家の天井はなく屋根まで構造表し。(あらわし)

丸太梁が8本も入ります。

構造表し 寝屋川市K様邸

 

曲がりくねったアカマツの丸太を加工している菅村棟梁。

癖が強いマツなので難しい作業です。

丸太梁の重心を頭に入れながら、薄皮をチェーンソーで剥ぎ面を取ります。

節の部分など考慮しながらカットしないと、意匠的に不細工になるので注意が必要です。

こんなに曲がりくねった丸太を加工していきます。

この丸太の大きな上面と下面に墨を打ち、ほぞ穴を開けてピッタリ合うというのは信じられない世界です。

丸太の直径が40~50cmあるところをどうやってほぞ穴を開けるのかも想像できませんね。

これから手刻みの神業を徐々にご紹介して行きます。

丸太の仕事は大工さんでも一生のうち何回出来るかというもの。

技術的に、また良いご縁が無ければ誰もが出来る仕事ではないと親方に聞きました。

この先ワクワクします。

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