住まいづくりコラム

住み替えとお家の資産価値

私の住まい感

こんにちは大阪府交野市の無垢材と自然素材を使った家づくりを行う 日伸建設の森田です。

よく住宅会社の広告やキャッチコピーに「一生に一度の家づくり、だから失敗したくない」というのがありますが、その考え方がまずいのではないかと最近思うようになりました。

ミドル、シニアの建て替えもありますが、平均的に新築を考える人が多い年代は30~40歳前後が一番多いのではないでしょうか。

ご主人さんの会社での位置づけも中堅になるとご年収もソコソコになり、住宅ローンの借り入れ金額、期間も大きく借りることが出来る年代でもあります。

私も担当させて頂いたお客様に「多くの方が一生に一度の大きな買い物、それが家です」と言っていましたが、最近は年齢や家族構成の変化によって「住み替える」事がいいのでは思うようになりました。

どうしても30-40代は子育て世代で、子供を中心とした間取りを考えがちです。

勉強しやすい子供部屋にするために、南向きの日当たりのいい所に配置する方もおられます。

但し、家づくりの時点で10歳だった子供も15年後には就職して、別の所へ出ていくかも知れません。

こうなると子供部屋の消費期間は僅か15年間という事になります。

家の良い場所に空き部屋がポツンと出来る。

離れて暮らしていても、盆と正月には帰省するのでそのままにしているのは、家族愛としては大切かも知れませんが、そこを利用する期間は年間で10日間未満でしょう。

余計なお世話かも知れませんが、それだけの為にスペースを年中空けている、というのはどうなんでしょう。

「いずれこの家は子供たちが引き継いでくれる」と親は思いたいですが、子供にすればそんな気持ちはサラサラなくて、便利な所にマンションを買って新たな住みかを形成するという事が現実的にではないかなと思います。

ただ広くてスペースが無駄な家、お掃除やメンテナンスが大変で、放置していると家は劣化していきます。

元気なときは手を入れていた植栽の木々も荒れ放題で、その根が伸びて劣化した汚水の配管に入り込んで、管を破損させたり詰まらせている戸建て住宅の被害が多いです。

高齢になり持ち主がお亡くなり、また施設へ移住されたりすると、住まい手おらすになっているのが、現在の空き家問題にもつながっているのです。

売るに売れないところまで、お家が劣化してしまうと「住みたい」という需要も少なくなり、流通が上手く行かなくなります。

ですからライフステージが変わるたびに、欧米の様に自分たちに合った家に住み替える事が一番ではないかと思います。

家が劣化してからでは遅い、その前に「子育て世代の家」を探している人はいるはずです。

その人へ流通させ家を引き継ぐ事が重要です。

そして売買代金の範囲で、今の自分たちの暮らし方が出来る小さな規模の家に住み替える事です。

誰もが住みたい場所、家であり間取りを変えれるリフォームしやすい資産価値の高い家なら需要はあるはずです。

そのように資産価値や中古の流通を考えるなら、簡単に間取りを変えれないハウスメーカーの型式認定を取った鉄骨住宅や2x4の住宅は止めておいた方が良いかも知れませんね。

やはりリフォームをしやすい木の家が一番ではないでしょうか。

そして、経年劣化が避けられない工業製品の建材より、経年変化を楽しめる耐久性の高い自然素材、無垢材を使う事が、結局は資産価値を落とさない家づくりではないかとと思います。

施工事例 枚方市F様邸

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