住まいづくりコラム

窓のメリット、デメリットをよく考える

私の住まい感

こんにちは大阪府交野市の無垢材と自然素材を使った家づくりを行う 日伸建設の森田です。

今日は窓についてお話します。

今迄お付き合いしたお客様、また設計の方も、少しでもお部屋が明るいようにと、大きめの窓を選ぶ方が多かったです。

「掃き出し窓」が大好きな奥さんもいました。

窓のメリットというよりそもそもの役割は、

・自然の光や景色を取り入れる

・庭への出入りに使用する

・通風をする

 

ですが物事には表があれば裏があります。

メリットばかりではなく、デメリットを考えてみましょう。

まず窓は建物のウィークポイントであるという事を理解すべきです。

明るい、景色が見える、風通しが良いとポジティブなイメージを持っていますが、窓があるという事は熱が入りやすく逃げやすいという事。

窓際が寒い、暑いと室内に温度ムラが出来る。

これが壁だと逆で温度ムラが少なく、エアコンの効きも良くエコで快適に暮らせます。

窓の弱点を補う内窓

 

結露が発生しない分健康でもありますね。

また、窓には耐震性、耐風性は皆無ですから窓が多い家は災害に弱いと言えます。

外周に窓が多ければ、耐力の関係で内部に壁が多くなりますので、間取りの自由度が下がるのです。

窓が適切な数なら耐震性も向上します。

さらにメンテナンス性も悪くなることも。

今のお家は外壁に外装材(サイディング)が多いですが、窓の枠と壁の取り合いには、シーリング材(コーキング)目地になります。

窓回りのシーリング目地

シーリングは紫外線等で劣化し、粘りがなくなり硬化していきます。

寿命は陽の当たり具合にもよりますが、約10年~20年なので、長期的に見れば雨漏りリスクが高くなります。

設計士さんが外観正面の顔を作るために意匠窓。

また窓が大きいと天袋や棚をつけるスペースが無く、家具も置き辛く収納スペースが減るという事も過去はありました。

第一、コストアップになるという事が大きいです。

最近は樹脂サッシ等高性能なサッシを採用している会社が多く、高額になっていますのでむやみに窓を多くしない方が良いと思います。

メリットの実をイメージし、弊害の事を深く考えずに、付けているという事が多いちう感も。

結論として窓は、必要最低限にし最も良い場所に設置するという事ではないでしょうか。

窓設置のデメリットを意識して、景色も光も入らないような所へあえて窓を設けるのはやめましょうね。

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