住まいづくりコラム

中古住宅購入の方へインスペクションのススメ

こんにちは森田です。

9月に入ってぐっと秋らしくなりましたね。

秋雨前線の影響で平年より5度低いとか・・。

1993年の大冷夏に並ぶ勢いだそうです。

あの年はコメ不足・高騰でタイ米を買った記憶があります。

涼しいのは良いですが極端なのは勘弁ですね。

さて、私の知人工務店さんのお話ですが、ある地域の不動産業者さんから中古住宅の改装工事を受注しました。

内容はクロスの貼り換えと設備機器の入れ替え。

工事が始まりこの長雨で雨漏りが発生、他に不具合もあったそうです。

雨漏りは予測できる個所をコーキングで応急処置、不具合も知人が修理・調整しました。

最後はバタバタでしたが現場は一先ずおさまったとのことで一安心。

しかし新しく入居されるお施主さんにとっては気分の良いものではないし不安ですよね。

根本的な原因を修理するには足場を設置しての点検、工事になります。

今回は不具合も含めて売買時の現状そのままで買ってもらう「現況有姿」での売買でした。

契約時点で売主は売買後に見つかった不具合に関して責任を取らないという契約書もごく一般的に使用されているのが現状です。

今回の不具合を仲介した不動産屋さんが初めから知っていた情報とすれば「悪意」がありますが、知らなかったことについては責任を持ちきれないということでしょう。

そもそも不動産屋さんは不動産のプロでありますが、建築のプロではありません。

建築知識に関して詳しい方もおられますが、弱い方も沢山おられますので・・・。

そういったトラブルを解消するための指針となるのがインスペクション(住宅診断)です。

簡単に言えば、中古住宅の売買で大切なポイントになる建物の健康診断になります。

「欠陥住宅ではないか」

「いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかるのか」

「あと何年くらいもつのか」

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。

診断の方法は、目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断するのが基本でが、機材を使用する詳細診断もあります。

日本ホームインスペクション協会HPより)

さらに2020年の宅建法の改正で、インスペクションに関する要望があれば必ず対応すること、またインスペクションを実施した事実について告知し、書面に記すという業務が不動産会社に対して義務化されました。

中古住宅に不安をお持ちの方は多少費用は掛かりますが(一般的に3~5万円程度)「インスペクション」をご利用された方が良いと思います。

インスペクションを受けて指摘箇所を修復しておけば、リフォーム瑕疵保険への加入も可能です。

瑕疵保険加入によって瑕疵が発見されたあとに保険金が支払われれば、瑕疵部分を補修することが可能になるので安心です。

ただ「目視」(見た目で判断するだけのインスペクション)だけでは不安だという方もおられるでしょう。

特に木造に関しては建築士さんも構造・木組みに関しては大工さんに頼るところが多いのが現実。

購入希望の現場を実際に施工する大工さんに見てもらうのも大切なポイントだと私は思います。

どこに言ったらいいのか、誰に頼んだらいいのか、窓口にお悩みの方は日伸建設の小西棟梁までご相談下さい。

ベテラン大工が木の家の住宅診断を致します。

今後住み続けるうえでどこを修繕&リフォームしておけば建物が長持ちするか、という視点での大工からのアドバイスを受けることも可能です。

大工工務店ながら宅建業登録業者(宅建士・昌武(マサタケ))でもありますので、中古住宅選びに関して強い力になれると思います。

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