住まいづくりコラム

いぐさ畳と和紙畳

こんにちは森田です。

今朝もマンションリフォーム現場に直行。

荷物を移動し養生、床を張り替えるので捲っております。

建材メーカーのマンション用の床材、表面は木の模様ですが基材はMDF。

MDFは木の細胞の大きさにまで小さく解体、再び接着剤で固めた材料で基本的に紙と同質の素材です。

これを廃材利用の「エコ」と捉えるか、化学物質の「ケミカル」と感じるか。

実際に現場を見てみると考えさせられますね。

こうして捲ってみると段ボールの様です。

新しく貼り換えるのは、防音仕様の自然素材の杉材無垢フローリング。

防音クッション部を除いて、床の厚み分どこまでも本物の木です。

さて、今日は畳のお話をします。

新築のお家に来ると、新しい畳が漂います。

誰もが好きな癒しの香り、畳と言えばいぐさですね。

でも最近は少しお値段が高くても和紙の畳を選ぶ方も増えています。

そこで、いぐさの畳と和紙畳のメリット、デメリットをピックアップしてみましょう。

まず、いぐさ畳のメリット

①湿度を調整する

⓶空気を浄化してくれる。

③香りや色、肌触りが緊張を和らげ癒し効果がある。

逆にデメリットはと言えば、フローリングよりダニが繁殖しやすいことでしょうか。

室内に風を通す、陰干しする等、普通にメンテナンスをしておれば、なんら問題はありませんが、最近のお家は気密性が高いので、湿気が高い時期閉め切っているならエアコン等をかけて除湿しないといけません。

湿気を溜め込んだままの状態を放置していれば、カビが生えることがあります。

そんな中、最近需要が高まっているのが和紙畳です。

メリットとしては、

①日焼けによる変色が少なく、色が長持ちする

⓶いぐさより耐久性がある

③カビやダニが発生しにくい

④水や汚れに強く、お手入れが簡単

⑤床暖房に対応できる

などです。

いぐさの日焼けによる変色は大きくて、以前勤めていた会社で分譲のモデルハウスを運営していましたが、いぐさの畳を採用すると、畳が日焼けして座卓や座布団の跡がクッキリ残り、販売時に困るので必ず和紙畳を採用していました。

デメリットと言えば、いぐさの香りがしないので、癒し効果としては効果が無いという点、それといぐさより高額な点でしょうか。

メリットは多い和紙畳ですが、香りや肌ざわりに癒されたい人には、あまりオススメできませんね。

最近は和室を作らず、全室フローリングにする人も少なくありません。

但し、フローリングと比べると、畳には適度な断熱性やクッション性があるので、よりリラックスできます。

私の様に「休日はゴロ寝でくつろぎたい」という方には、やはり畳でしょうね。

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