住まいづくりコラム

お伝えしたいこと

マンション用防音フロアについて

こんにちは森田です。

今日も朝からマンションリフォームの現場へ。

床材を捲ったので廃材をピストンで搬出です。

その間大工さんはユニットバスの解体に掛かっています。

もう一人の大工さんは壁紙を捲っています。

上の写真で分かりますが、マンションの床材を捲るとその下はスラブ(鉄筋コンクリートの構造床)でそのまま階下の天井という場合もあります。

そのような場合は、階下に音が伝わりやすいので、ほとんどのマンションの規定で、防音性能の高い床材(多くはL45以上)を使用する事になっています。

※遮音等級をL値(エルち)またはL等級(エルとうきゅう)といい、音の伝わりにくさを表しています。

L値ってなに? – 日本複合・防音床材工業会より

 

今回リフォームをすることになったマンションは直貼り工法です。

自宅もそうでしたが、築年数が20年を超えるマンションに多く、床スラブ上に接着剤にて施工します。

遮音性能を高める特殊緩衝材のついた遮音木質床材を貼る方法です。                      EIDAIホームページより

 

防音直張りフロアーは、下階への音の振動を抑える、裏面のクッション材がついています。

そのために、一般住宅用フロアーと比較すると、歩いた時に柔らかく沈むような感じがします。

一方、最近では二重床工法のマンションが増えてきました。

スラブの上に、パーティクルボードなどのベースとなるパネルを支持する脚によって床下地を形成。

その上にフローリングを施工する方法です。

 

直貼りと比べてのメリットは、二重床では床スラブとフローリングの間に空気層があるため、衝撃音が和らげられ直床に比べて遮音性が高いです。

そして、床下の配管を自由に動かすことができるため、水回りの移動も比較的簡単です。

空気層があるので冬場のスラブの底冷えも解消されます。

但し、コストがかなりアップする点がデメリットです。

今回は直貼り工法ではありますが(株)L45等級の遮音性能を要した吉野杉の無垢フローリングを使用します。

無垢材の温かみでスラブの底冷えは解消されるでしょう。

吉野杉の無垢フローリング(L45クリア)

防音直貼り無垢フローリング「音静香」

また工事の進捗はお伝えします。

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「マンション用防音フロアについて」への8件のフィードバック

  1. にっしー より:

    こんばんは。

    ふむふむ。なかなか専門的で難しいことばも多いですね・・・。でも、音の問題は大切ですね。豊かなご近所関係には防音対策は欠かせませんね。

  2. チーちゃん より:

    こんばんは。
    マンションはとくに防音には気を遣いますが
    ほとんど音は聞こえないので
    防音性の高い床材なのでしょう。

  3. みかん農家 より:

    下の人への音など気になりますよね。
    防音は大事ですよね。
    応援ぽち。

  4. Junko より:

    こんばんは♪
    住んでた宇都宮の分譲マンションは
    子どもの走り回る音なども
    上から響いてました。
    長女の住んでるタワーマンションは
    まったく音が聞こえません。
    違うもんだな~と思ったものでした。

  5. たんぽぽ より:

    息子が前はずっとピアノをやっていたので、音が響かないかいつも心配でした
    ぽち

  6. マンションの騒音問題はよく話題になりますが、
    スクラブに直貼りだったのか。今は品質も良くなってるようで。

  7. hirugao より:

    私は神戸の家の方では1階でしたので心配は
    無かったのですが
    小さな子の走るのは気になるでしょうね
    今は戸建てなので遠慮なくです
    だんだんいいものが出て来ますね

  8. 溶射屋 より:

    家づくりコラム森田さん

    こんにちは!

    リフォームは既にあるものを除去するところから始まるので大変だと思います。

    ポチッ!

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