住まいづくりコラム

杉の効用・前編

こんにちは森田です。

現在高槻のマンションでは、杉材を使ったリフォーム工事を行っています。

お施主様の御厚意により、12月1週目の土日は完成内覧会を開催致します。

という事で、今日は「杉の効用」について、朝日新聞のbe reportの過去記事から抜粋してお伝えします。

杉と言えば花粉症の代名詞のように扱われ、皆さんはマイナスイメージが強いかも知れません。

しかし最近の研究で、「優れた調湿機能」「空気清浄機能」を持ち、人をリラックスさせる効果が大きいという事が次々と明らかになりました。

杉の香り成分ががん細胞の増殖を抑える可能性を示す研究効果もあり、医療へ応用する研究も期待されています。

杉の調湿作用

国宝・正倉院の宝物。さびやすい鏡や刀、変色や劣化を起こしやすい服や紙が、今も1300年前とほぼ変わらぬ姿を見せているのに驚きます。

その裏には日本固有の樹種、杉の存在があります。

杉は断熱性や調湿機能に優れているからです。

宮内庁元職員の成瀬さんによると、2001年4月のほぼ1か月、温度と湿度を測定したそうで、外気の湿度は10~100%を記録したが、宝物を入れた杉板製の唐櫃(からびつ)中は60~70%と安定したそうです。

一般的に、カビやサビを防ぐには湿度70%以下が望ましいとされていますから、優れた調湿効果のお陰だと言えますね。

京都大学川合秀一教授(木質材料学)の研究では、杉材の浄化能力は極めて高く、二酸化炭素の吸着力はブナの5倍、ヒノキの6倍あります。

シックハウスの原因物質ホルムアルデヒドを吸着する事も確かめられました。

内装に杉材を使った家に住む人から「眠りが深くなった」「風邪をひきにくくなった」「肌がきれいになった」などの声が出ていることを知った川井さんは杉の香り成分が体に与える影響を調べました・・・(中編に続きます)

赤杉のTVボード

黙々と加工を続ける大工さん

加工して美しくなった杉材 最終仕上げ前の状態です。

自動鉋を何度もかけて厚みを微調整

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