住まいづくりコラム

ハウスメーカーの大工事情


こんにちは森田です。

昨日はホームページに住まいづくりのご相談、現場見学希望のメールを3件頂戴致しました。

すぐにお返事をかえしましたら3組様ともすぐに返信頂き、アポイントメントを取ることが出来ました。

お客様の方からお声かえ頂き、すぐにお会いする日が決まる。

本当に有難いです。

日伸建設には専属営業がいませんので、ハウスメーカーさんのように「追客」という事が得意ではありません。

但し、大工さんや私たちスタッフはご縁を大切にし、出来る限り丁寧に対応して行きたいと思っています。

お客様方へのお返事メールで少し日伸建設のアピールを3つ程書かせて頂きました。

それは①設計・積算・施工に関しては社員大工がマンツーマンで対応させて頂く。

➁天然乾燥させるための倉庫と精度な加工が出来る道具(機械)と作業場がある。

③多種多様な無垢材の在庫(天然乾燥中)を自社で保有している。ということです。

日伸建設第一作業場

そのまず今日は1つ目、大工さんについてお話します。

常用と手間受け

常用は一日いくら。日伸は社員大工さんなので、普通に社会保険・厚生年金や給料をもらっています。

一方、手間請けというのは、家一軒の大工工事、坪いくらという形で仕事を受けます。

大手ハウスメーカー、大手住宅会社、ビルダーと呼ばれる所の大工さんは100%手間請けです。

金物(釘など)持ちとか材料持ち、労働力だけの手間だけ等色々なケースがあり、この手間請けにはメリット、デメリットがあります。

あるハウスメーカーの現場 構造材は集成材を使っています

 

例えば計算しやすいように家一軒の大工工事を300万で請けたと仮定して。3ヶ月で終われば、取り分は1月100万円。
5ヶ月で60万円。10ヶ月で30万円。

その中から資材(釘・ビス等の金物代等)、ガソリン代等の交通費を引き、国民年金、国民保険料等、通常会社が差し引きして残るのが実際の手取り収入です。

大工道具、替刃、作業着、失業保険も時により労災も自腹です。

作業日数が増えれば一日の手間代が減り、早く終われば逆に手間代が増えます。

手が早い人ほど「稼げる」という形になります。

しかし、お施主様にとってはどうでしょう。

キッチリした仕事をして建てて欲しいというのは誰もが望むことですよね。

大工さんでも手が早い人、遅い人がいるのは違いありませんが、大工を生業にしているだけに日数はそんなに変わらないはずです。

では現状はと言えば、見栄え優先でポイントを押さえ出来るだけ面倒なことは避ける。

タイムイズマネー、省施工な建材が歓迎されるのはそういう理由です。

キッチリした仕事を拘れば、手間が増え日数が掛かり収入は減ってしまいます。

仕上がりが良いからとて手間代は増えたりしません。

もし金儲けに走る大工さんなら、仕上げ優先で塞いで見えなくなる部分の施工はスピード優先かも知れませんね。

価格優先の建売住宅やローコスト住宅なら大工工事を30日で上げるパワフルな大工さんもいますし、そもそも工程表がそうなっている場合もあります。

工期が無ければいくら手が早い大工さんでも100%の工事は不可能です。

大壁仕様ならボードを張れば中は見えなくなりますし。

問屋時代、現場打合せに出向くことが多かったですが、外れ釘、釘の打ち損じなんかも気になる現場も多々ありましたね。

見える所だけそれなりに仕上げて逃げないとそんな短工期では不可能ですから。

そんな会社も多いので、工期が短いメーカーは要注意です。

ローコストと言っても30年は暮すお家ですから。

日伸建設の大工さんは必要な工期はきちっと取って仕事をさせていただきます。

普段の菅村棟梁、田中棟梁、二宮大工の仕事をご紹介していますが、今まで述べてきた現場とは明らかに違うという事分かって頂けるはずです。

見積を見て「何でそんなにかかるの?」とおっしゃる方もおられますが、端的に言えば「仕事に掛ける時間・手間の違い」がその差だと思って頂ければと思います。

但し、大工工務店ではありますが、本当の無駄はカットし仕入れに関しても努力していますのは、今のご時世ですので特筆する事はございませんね。

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