住まいづくりコラム

坪単価は独自ルールのオンパレード

こんにちは大阪府交野市で木の家を建てている日伸建設の森田です。

新築を計画中の人が気になる坪単価。

資金計画の中心になるのが、建築工事の金額ですから当然ですね。

ただしこの坪単価、統一されたな基準が決まっていないのです。

ハウスメーカーによって様々であるのが実態です。

今はこの坪単価のカラクリが広まってしまったので、広告やホームページにデカデカと“坪単価35.8万円”というようにアピールしなくなりました。

特に安く見せたいローコストビルダーは、基本メーターモジュールにし坪数を大きくします。

建築は尺貫法がいまだに基本、図面では尺モジュールの場合910mmを基本としたマス目に成っています。

一般的な910モジュールに比べて、メーターモジュールは1000㎜。

同じ間取りでも、メーターモジュールは約1.2倍大きくなりますから「建築工事金額÷坪数」だとメーターモジュールの方が坪単価は安くなりますね。

枚方市長尾西町 総数18本の地松丸太梁を組み上げた圧巻木組みの家

枚方市長尾西町 総数18本の地松丸太梁を組み上げた圧巻木組みの家

 

また、延べ床面積と施工面積という違い。

延べ床面積というのは各階の床面積の合計を言います。

これも坪単価を安く見せるため、施工面積という呼び名を使うハウスメーカーがあります。

各階の床面積に加え、吹き抜け、玄関ポーチやロフトなど実際に施工した面積をもとに算出。

「延べ床面積」には含まれない部分を算入します。

そのため、同じ「家」で面積を比べてみると、ほとんどの場合「施工面積」が「延べ床面積」より広くなります。

「延べ床面積」=「施工面積」ではないということです。

「坪単価」=「建築工事金額」÷「延べ床面積」 

「坪単価」=「建築工事金額」÷「施工面積」 坪単価を安く見せられる

また、基本工事とは別に、仮設工事(トイレ・電気・水道)、基礎より外側の屋外給排水工事、基礎工事の残土処分も別途

日伸建設は坪単価は「延べ床面積」 勿論、「尺モジュール」

屋外給排水工事(敷地が広く屋外給排水の距離が長くなる場合は追加)仮設工事、基礎の残土処分(埋設ガラ等が無い限り)は坪単価に込みにしています。

それからよく聞かれますが設計費用、これも込みです。※(ただし構造計算が必要な場合は別途)

その他はイレギュラーが無い限りはありません。
※解体、造成、整地、擁壁、外構、地盤改良工事、建築外諸経費(ローン諸経費、税金、登記関係)は勿論別途ですが・・・

解体工事は坪単価には含まれないのは当たり前ですね

 

色々な部分を削って、モジュールや面積算出方法を変えてまでして、坪単価を安く見せるハウスメーカーとシンプルな地場工務店の見積もり
を比べてみていかがでしょう。

皆さんが判断基準にする坪単価は意外と分からないものです。

最近は情報が入出しやすくなりましたが、これが基本ですのでご注意ください。

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