住まいづくりコラム

解体工事と廃棄物

こんにちは大阪府交野市で木の家を建てている日伸建設の森田です。

当たり前ですが建て替え、また古家付きの建築用地を購入した時も解体工事は必須項目ですね。

この解体工事が年々高額になっています。

それは人件費、重機に掛かるガソリンの値上げもありますが、一番は廃材、建築ガラの処分費用です。

住まいづくりサイトでは、木造なら3万~5万円/坪、鉄骨造なら4万~6万円/坪、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造なら6万~8万円/坪と目安が書かれていますが、状況はこれより上昇傾向のようです。

まず廃棄物について大きく分けると、一般廃棄物と産業廃棄物に分かれます。

家庭用のゴミ、コンビニや会社の事業所用のゴミ等(産廃以外)が一般廃棄物。

産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じる廃棄物のうち、廃棄物処理法で規定された20種類の廃棄物のことです。

代表的なものでは、石炭がらや焼却炉の残灰などの「燃えがら」、鉱物性油や動植物性油などの「廃油」、鉄鋼または非鉄金属の破片や研磨くずなどの「金属くず」などを言います。

特に産業廃棄物は、不法投棄問題、処分場問題、環境問題で規制がどんどん厳しくなりました。

産廃には関連する業者にマニュフェスト(産業廃棄物が契約内容通りに適正処理されたか確認するために排出事業者が交付する伝票)が付いて回るので、不法投棄の発生を防ぐように厳しくなっています。

それでもなくならないのが不法投棄です。

このご時世でも山や川に投げ捨てられています。

埋め立てる処分場より、ゴミの量の方が多くて・・・。

家庭ごみなら安価で処分できるものも産廃となると非常に高額になっています。

日本の住宅の空き家問題がありますが、廃墟のような家でも解体費用が高額で仕方なく放置しているのが現状。

また固定資産税や都市計画税には特例があり、家屋がある不動産の場合は、課税額が1/3もしくは1/6まで減額されます。

だから廃墟でおいておくので空き家はこれからも増え続けるでしょう。

後、大きな問題はアスベスト問題です。

これらは産業廃棄物の中でも、爆発性や毒性があり人々の生活に危険を及ぼすものについては「特別管理産業廃棄物」と呼び、その扱いは特に注意が必要です。

アスベストはその中でも代表的な廃棄物です。

この話については次のコラムでお話したいと思います。

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