住まいづくりコラム

牧野阪の深呼吸する家

こんにちは大阪府交野市で自然素材中心の木の家を建てている日伸建設森田です。

順調に進んでいる枚方市牧野阪の新築住宅、こちらの構造はプレカットなので構造体は人工乾燥ですが、内装材は天然乾燥の無垢材と自然素材のみで仕上げます。

特筆するのは「深呼吸する壁」。

今の家は気密性を上げるため湿度を防ぐ防湿住宅が主流ですが、牧野阪の家は透湿住宅なのです。

防湿というと端的に分かりやすく言えばこのワークマンで買った安物の作業用のジャンパー。

空気も湿気も通さないので冷たい風は吹いていても暖かいです。

ただ激しく動いて発汗した場合内側がじっとりと湿ります。

これが戸建て住宅なら、壁内結露が起きるので換気システムで化学物質と共に水蒸気も屋外へ放出します。

だから、気密性の高い今のお家は過乾燥になり、加湿器のお世話にならないと過ごせないのです。

熱交換型の換気システムなら内外の気温差は問題にならないですが、吸排気のフィルター(結構高い位置にある)を定期的に清掃メンテしなければ、ダニの死骸、カビ、ペットの毛などが循環しハウスダストアレルギーの原因にもなります。

気密性を高めるというのは換気システムとの関係が深い訳です。(逆に隙間風が吹き込むような旧式のお家は逆に心配なし)

私の場合は、蒸れないスキーウェアーのようなジャンパーを着れば水分と冷気は防ぎ、発汗した湿度は外へ放出してくれる。

分かりやすく言えばこのスキーウェアーの様な壁が「深呼吸する壁」。

湿度は保つので過乾燥にならずに体にも優しい。

程よい湿気はインフルエンザウイルスの抑制にもなるし、温かさが保たれるのです。

牧野阪は「準防火地域」なので、耐火ボードが必要なのですが、湿気に弱く空気を通さないので、かなりのコストアップになりますが、今回実験的に「バウビオ」という自然素材のボードを採用します。

ちなみに耐火ボードとの差は、10倍以上のコスト差。

皆さんもご存知でしょうけど、注文住宅に比べて建売は価格優先という事で、原価は出来るだけ下げるのが定説。

また何でも値上げのこのご時世ですが、「自然素材」と「呼吸する壁への拘り、思い」は並大抵のものではありません。

壁・天井も塗り壁と行きたいところですが、そこまですると歯止めが効かないので、自然素材の「和紙クロス」を採用。

日本三大和紙の一つ、土佐和紙を使う予定にしています。

奈良二名の家 土佐和紙の壁紙施工例

奈良二名の家 土佐和紙の壁紙施工例

奈良二名の家 土佐和紙の壁紙施工例

 

紙は木材と同じで呼吸しています。湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥したときには備えていた湿気を放出しますので夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

土佐和紙の特徴は調湿、調温効果、「深呼吸する壁にはピッタリ」です。

その他、調温、調光もある土佐和紙。

ビニールクロスと違って、和紙クロスはきちっと張れる職人さんが少ないのも悩みの種。

ここは、一般的な大工さんが技術を必要とする、天然乾燥の無垢材を嫌がるのと同じです。

日伸には一級表装技能士の壁紙職人さんが加わってくれていますのでご安心を。

建売と言えば安っぽいイメージですが、日伸建設の香る家は拘りのプロ集団が建てる、一般的な注文住宅に勝るとも劣らない、極上の健康住宅です。

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