大阪府交野市を中心に自然素材・無垢材を生かす家づくりを行う工務店　日伸建設の森田です。

昨年末に高槻市のY様邸のマンションリフォームをさせて頂きました。

メインの材料は天然乾燥の吉野杉（赤杉）無垢材。

お引渡しして３か月、今回は「システムキッチンのガスコンロ取り換え検討」でご訪問致しました。

この今年の冬は寒さが厳しい日も多かったですが、住み心地をお聴きしました。

ご夫婦共にコロナ関連のテレワークもあり、自宅におられる日が多かったようですが、ご主人さん曰く「木の匂いに癒されてリラックスしています。毎日が森林浴状態で熟睡できてます」「自宅で長い時間待機していたけど全く苦痛を感じなかった。こうなる前にリフォームしておいて良かった」と快適にお過ごし頂いているご様子。

また奥さんは「まず帰宅したら靴下を脱いで素足でいてます。足裏が凄く気持ちいいし、全然冷たく感じない」とのこと。

マンションの気密性もあるのでしょうけど、調湿性のある杉無垢材が温かく包んでくれたのでしょうね。

実際に自分も体感、スリッパなしでもさらっとしてめちゃくちゃ気持ち良く、Ｙ様がとても羨ましく思いました。

Y様宅のマンションは２０数年前に建設されたので、二重床ではなくコンクリートスラブへの直貼りの状態です。

空気層がないので、コンクリートの冷たさがジンワリと伝わります。

建材のフロアだと表面のコーティング面が冷たく感じますが、無垢フローリングはY様の奥さんがおっしゃるように冷たくありません。

木が熱を伝えにくい理由は、木に沢山含まれている空気にあります。

木には小さい穴が沢山開いていて、そこに空気が入っています。

空気が熱を伝えにくくしているのです。

樹種によって、ふくんでいる空気の量は違います。

ご採用の杉には小さな穴が沢山あり、多くの空気がふくまれています。

桐や杉の木は、空気を多くふくむ木なので、さわると体温が伝わり温かく感じます。

肌触りがとても気持ち良い理由は木の繊維が荒く隙間が多いからです。

隙間が多いということは密度が低い為、柔らかいということです。

こうした隙間が湿度を調整したりする調湿機能を高めるので、住環境に使うにはとても良いのです。

但し、柔らかいので傷がつきやすいのでご認識の上ご採用ください。

工事の様子、繊細な加工は全て加工場で行います。

田中大工　吉野杉で家具・TVボードを作成中。　全て手作り。

赤杉の美しい木目、色合い。

一から十まで手刻み、正真正銘の手作り家具です。

二宮大工　吉野杉で玄関のシューズボックスを加工中。　全て手作り。

赤杉の美しい色合いに魅了されます　カウンター部分は耳付きで。

大型テレビを収納　壁一面が吉野杉。　床と壁の香りに癒されます。

コチラは杉のシューズボックス　通気扉は素敵に細工 マンションだけど収納量もたっぷり

加工した材料を現場へ搬入施工。　最後シビアな部分は手鋸で調整しながら納めます。

コチラは杉のシューズボックス　通気扉は素敵に細工、マンションだけど収納量もたっぷり。

傘の収納スペースまで確保。

杉香で防臭剤要らず。

アウター収納スペースもあり。

建具は再利用　壁面クロス貼り換え、一部居室高千穂シラス塗り壁。

今はお元気ですが、ご主人様は数年前に大病を患われまして、食べ物は特に気を使っておられました。

今回リフォームをご計画されているとお聞きし、自然素材を使ったリフォームをご提案したのです。

これからミドル～シニアへ進んで行きます。

冷えは万病のもとですし、最近の建材はＦ☆☆☆☆で微量とはいえ化学物質が飛散するお部屋では、本当の健康は得られません。

日伸建設の新築完成見学会にご夫婦でお越しになり、肌触り・匂い・温かみ・小西社長のお話や大工さんの丁寧な仕事をご体感した上で、工事のご用命頂きました。

ご予算は当初予定していたよりも少しオーバーはしましたが「住む程に自然素材を選んで良かった」とお喜び頂いています。

ご家族いつまでもお元気で幸せにお過ごしくださいと願っています。

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※日伸建設の住所が、交野市森南３－５－４に変わりました。