住まいづくりコラム

日本の住宅寿命は30年

一昨日のコラムで一般の木造住宅の寿命は30年と書きました。

エビデンスは国土交通省のデータ。

気候の違い、地震など災害の発生などにより違いはあるでしょうけれどこれが事実です。

今現存する住宅の約6割が1981年以降の建物で、1950年以前に建築されたお家はわずか5%です。(見にくい方は、表をクリックすると拡大します)

これに対し諸外国の住宅の寿命は長く、イギリスにおいては1950年前に建てられたお家の40%以上が長きに渡り活用されています。

なぜこれだけ国内の住宅は長持ちしないのか・・。

それは日本人特有の新築志向であったり、生活水準のレベルアップ等が挙げられています。

上の調査で新築が良いという理由に間取りやデザインが自由に選べる41.9%、中古の品質に不安10.6%というのに着目しますと、人口、世帯が増えている時代は、家を建てれば売れていましたので納得します。

駐車スペースがないとか、使い勝手が悪い間取りが多く、家自体の性能(断熱性、耐震性、維持管理や劣化における対策)に不安が多いというのも当然です。

丁度、1981年(昭和56年)は需要が増大し、工期を早めるために新建材が主流になってきた頃です。

需要に対して、供給自体が追い付いていないので、粗悪な施工の物件は多いと思います。

今はそれなりの施工でも、法的な現場検査があり構造はプレカットなので大工の技量による、深刻な問題は少なくなっていると思いますが、この頃は施工者のモラルに任せる部分が大きかったと言えます。

少子高齢化、人口減少、地価下落と時代は大きく変わり、それに伴い生活スタイルも大きく変化しています。

新築には大きな経済効果もあり、スクラップ&ビルドを繰り返してきた訳ですが、廃材処分に関する規制も日に日に厳格化し処分場の確保や廃棄コストが問題になっています。

今大切なのは住宅を長持ちさせることと、廃棄処分費用、脱炭素など環境に対する負担が極力掛からない家づくりを推進すべきでは無いかと思います。

今の住宅資材、建材はご存知のように大半が石油化学製品であり、目先のコストに騙されて、解体時の処分費用や環境破壊を先延ばしにしているだけではないでしょうか。

だからこそ私は土に返る自然素材をお勧めしたい、将来そうして良かったと感じる日が必ず来ます。

ライフプランを考えていないと、子供の成長に伴い教育費の比率は大きくなります。

ただでさえ収入に占める割合の高い住居負担です。

ローコスト住宅を建てて30年後に、高額場環境負担コストを払うのか。
イニシャルコストは高めでも、子世代、孫世代まで引き継ぐことが可能は環境に配慮した自然素材で建てる木の家を建てるか。
ライフプランを考えて、賃貸に住み続けるのか、よーく考えましょうね。

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