住まいづくりコラム

空調メンテナンスがシビアな気密住宅

こんにちは住まいづくりコラム森田です。

昨日の続きです。

高気密高断熱住宅のデメリットは家に合わせた生活をしなければいけないところです。

気密住宅は空調がポイントになります。

どういうことかと言うと、空気というのは換気扇で排気した量は必ず同じ量を満たすようになります。

換気扇等で換気すると窓が閉まっていても開口部周辺や壁床部などにはわずかな隙間を探してその量を満たすために外気が入ってきます。

これが隙間風と言われるもので冬場なら冷気になります。

窓や玄関ドアに隙間風防止をスポンジ等で防ぐと、コンセントやスイッチなどから冷たい隙間風が入ります。

気密住宅はそれらの部分を空気を透さないビニール系のシートやカバーで囲う気密施工を行うのが不可欠です。

気密が高まると酸欠になるので、吸気と排気を計画的に行う換気システムが不可欠なのです。

壁などに「給気口」を設け、換気扇で排気するのですが、今の新築はシックハウスの関係で必須になっている換気よりも「高気密高断熱住宅」はよりシビアな第一種換気というシステムが必要になります。

より詳細な換気計画と各部屋に汚れた空気を吸い込む換気口と自然給気口を設置。

家の中心部にセントラル換気扇を設置し、各部屋の給気口とはアルミ蛇腹で繋がれており、汚れた空気をそこに集めて排気します。

ちなみにアルミ蛇腹は1F、2F,3Fの屋根裏に仕込んであります。

分かりにくいのでトリセツをアップします。↓

 

そう言う事ですので、窓を開けて空気の入れ替えは不要・・というか、逆に真夏や真冬は部屋内との温度差がありすぎるので開けない方が良いのです。

こういう家ですので、各部屋の給気口のフィルター、換気グリルの定期メンテナンスは不可欠な訳ですがこれが結構手間でして、ましてやシニアの方にはヒートショック並みに危険だと思います。

自然給気口、換気グリルのフィルターを清掃しないと、汚れた空気が家中巡回するので、身体にも良くないでしょうし、セントラル換気扇は羽根を外して半年に一度の水洗いが必要。
 
いずれも天井付近にあるので、脚立に上っての作業は本当に危険。
 
現にしばらくしていなかったようで、相当ドロドロに汚れていましたね。
 
夏暑くなく冬温かい家ではありますが、メンテナンスの大変さは大変です。
 
今のシステムはメンテナンスが容易にはなっていますが、フィルターのメンテナンスがフリーという訳には行きません。
 
食の安全には敏感な方が多いですが、生きて行く上で不可欠な空気の安全に不頓着であるには問題ですね。
 
機械式の住宅は終の棲家にはならないなとこの家に住んでみて感じた次第です。
 
晩年は快適な住まいに住みたいとの思いでこの家を建てた叔父と叔母ですが、シニアの住まいはやはり自然素材のシンプルな構造の木造住宅が一番だなと思いました。
 
家守としてメンテナンスはこれからも続きます。
 
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