住まいづくりコラム

長期優良住宅はメンテナンスと履歴が必須です

こんにちは住まいづくりコラム森田です。

日本の住宅の寿命は30年足らずで解体されているという問題で、「認定長期優良住宅」という制度が設けられました。

スクラップ&ビルドを繰り返しえ来た我が国の住宅事情を改善すべく、国が後押しをしています。

申請や住宅の仕様に追加費用が発生する為、若者夫婦、子育て世代限定ですが100万円の補助金を受ける事が出来ます。

長期優良住宅の本来の目的が「世代に引き継ぐ住まい」であると思いますが、何か補助金をもらうための制度になっているのではと懸念します。

認定を受けて終わりでは無く「維持管理」と「劣化対策」をするために対応している家なだけで、申請時に提出したメンテナンスが必須です。

それが適正に維持保全されているか、スポット調査が行われる場合があると国土交通省はお伝えしています。

建築やメンテナンス状況に関する記録(住宅履歴情報)などの活用で対応して下さいと書いてあります。

この報告をしない、又は虚偽申請をすると罰金や認定の取り消しもあるとのこと。

認定が取り消されると、補助金の返還を求められるという事なので注意しましょう。

認定数が多いので、スポット調査の頻度は低いとは思いますが、知っておくことは大切ですね。

ちなみに長期優良住宅は、登録免許税、不動産取得税、住宅ローン減税、固定資産税が減税減額され、フラット35で融資を受けていれば金利優遇されています。

もし認定が取り消されたらこれはどうなるのでしょう。

上記の理由から、しっかりメンテナンスを行い記録を残す事が重要ですね。

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