住まいづくりコラム

お伝えしたいこと

2025年問題と空き家の関係性

こんにちは住まいづくりコラム森田です。

先日コラムで少子高齢化、人口減少について触れました。

皆さん2025年問題と言うのはご存知ですか?

「2025年問題」とは、西暦2025年以降、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、我が国が超高齢化社会になることを指します。

団塊の世代の人口は、現在約800万人です。厚生労働省の試算では、この方々が75歳以上になると、現在約1,500万人の後期高齢者人口が、約2,200万人に膨れ上がるとのことです。

我が国は、国民の4人に1人が75歳以上という、世界史上類を見ない超高齢化社会に突入することになります。

介護問題は深刻です。

今現在でも人手不足で厳しい勤務の中どうなるのか?

介護施設も多くの需要に供給が追い付きませんね。

そして住宅問題です。

今交野市内でも空き家が目立つようになりました。

築50年の空き家を改装した西牧野の家

 

理由は様々で家の所有者がお亡くなったり、介護が必要になり施設に入居。

所有者の子世帯も持ち家を所有しているので、空き家として放置。

他に売却先や賃貸し出来れば良いですがインフラや高低差があると敬遠されます。

人が住まない家やメンテナンスもしない家は経年劣化で風雨にさらされ廃墟化します。

この悪循環はまだまだ続きます。

野村総合研究所の試算(2016年)では2033年の総住宅数は約7126万世帯、

同世帯に対し空き家数は2167万戸弱、空き家率30.4%まで上昇すると試算。

なんと全国の約3戸に1戸が空き家になってしまいます。

ですから少子高齢化による人口減は恐ろしいです。

月5000円の子育て支援とか細かい事言ってるんじゃなくて、もっと少子化問題にテコ入れしないと未来は暗いです。

ずっと分かっていながら、国の将来の事より票稼ぎに繋がらない少子化対策を後回しにしてきた政治家と国民の罪は重いです。

子育て世代に責任を押し付けて、所得が上がらないまま物価だけが上がる今の状況下ではスピード感は期待できません。

子供生まれたら「1000万円支給」と言うくらいの抜本的な政策でもしない限り出生率は上がらないのかも。

伸び伸び暮らせる大きさの家を必要とする子育て世代に、良質な空き家を供給しやすくする制度も必要ですね

登記的な所有権、抵当権などの縛りが邪魔で流通がスムーズに行かない事も多いようです。

大切なことではありますが、自治体と専門家がタッグを組んで、ケースバイケースで対応、評価する事も大切かと思います。

枚方市牧野阪1丁目 自然素材で建てた深呼吸する家 モデルハウス公開中。
ご見学ご希望の方は直接日伸建設へご連絡ください。

スタッフが牧野阪モデルハウスの特徴、拘りを分かりやすくご説明、ご案内致します。

詳しくはこちらをクリック

一度現地にお越しください。木の香りを感じてください!

◎近畿エリア・大阪府ブログランキングに参加しています。
皆さんの1クリック(1票)で順位が決まりますので、読まれた後は、
大阪府人気ブログランキング
のボタン↓を是非クリックしてください。
→ 
大阪府ランキング

ご協力、ありがとうございます 。   

※自然素材と無垢材を使った戸建て・マンションのリフォーム好評頂いております。

古民家・日本家屋の改修、家守りもご相談下さい。

「2025年問題と空き家の関係性」への9件のフィードバック

  1. みかん農家 より:

    その世代の方は、周りにも多いです。
    子供も増えてほしいですね。
    応援ぽち。

  2. Junko より:

    こんばんは!
    うちの娘たちも、ま~次女は離婚ですが
    二人とも独身です。
    少子化問題って、私は♂♀の問題もあるのかな~って
    思ってます。
    携帯電話当たり前の時代に生まれ
    インスタ映えだのゲームだの
    女子同士で映えるお菓子の食べ歩き
    女より男同士で遊んだほうが楽しいだの
    彼氏いらない彼女いらない…そんな子が増えてると
    思います。
    結婚そのものに興味がないんですよね。
    将来的なことよりも今が楽しいほうがいい。。
    私たちの頃とは、ずいぶん違ってますね。

  3. チーちゃん より:

    おはようございます。
    超高齢化社会
    対策をとらないと
    大変なことになりますね。

  4. たんぽぽ より:

    今朝は時間がなくてぽちだけですみません

  5. 結婚したくない男女も増えました。
    世の中の変化と対応。
    政府のやることは多いです。

  6. 溶射屋 より:

    家づくりコラム森田さん

    2025年問題って知りませんでした。

    一体どういう時代になってしまうのでしょうか?

    ポチッ!

  7. hirugao より:

    この住宅地も2100軒あると言いますが
    近所の高齢者が無くなった場合空き家になりますね
    ひとりの場合はことにです
    空き家に新しい住人がすみ始めるとほっととします

  8. 第一次ベビーブームは第二次世界大戦後、昭和22年から昭和24年に生まれた「団塊の世代」。第二次ベビーブームは、この世代が親となった昭和46年から昭和49年頃・・・第三次が来ないんですよね~
    未婚者が増え、子供の産む数も減り、未来には日本人が絶滅危惧種にってなる可能性もあるとか

    確かに私の地域でも空き家の家が凄く増えていっています、これからもっと増えるのかと思うと街も寂しい気分になりますね・・・

  9. あんこ1961 より:

    少子高齢化問題は言われながら何十年も放置してきたつけが一気に切羽詰まった問題になりましたね。
    小手先のバラマキではなく、結婚と出産に対して抜本的な対策をする必要があると思います。
    子供の数が増えれば補助ではなく、税金を免除するとか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


お気軽にご相談ください

電話:072-860-7004【営業時間】10時~18時 水曜定休

お問い合わせ・物件見学のご依頼

木のこと、家のこと、間取りのこと、予算のこと、何でもまずはお気軽にご相談ください。

当社で建てたお家を見学することもできます。木の温もりを実際に体感してみてください。

大工見習い募集中

菅村、田中両棟梁から基本技術を学び、木や自然素材を加工できるように指導いたします。
作業場にて墨付け、手刻み加工が行えるようになり、最終的には建築全体を理解して棟梁を目指しませんか?
モノづくりが大好きな夢を持った前向きな方を募集します。