はじめまして日伸建設の小西です。
突然ですが、住まいにとって一番大事なことって何でしょうか?
センスが良くておしゃれな外観でしょうか?
憧れの対面キッチンに広いリビングでしょうか?
もちろん、それらも重要なポイントです。
しかし、一番大事なことはもっと単純なことではないでしょうか?
『家族が健康に暮らすこと。』
日伸建設では、それが何よりも大切なことであると考えています。
私は、その健康をそこなった経験があります。
あれは、1995年に起きた阪神淡路大震災の復興処理に参加した時でした。
倒壊した住宅の解体をするために被災地に入り、来る日も来る日も古い住宅から、まだ新築したばかりの住宅まで何軒も解体しているうちに、みるみる体調が悪くなり、病院で診てもらうと喘息だと診断されました。
解体の際に起こる粉塵に含まれている化学物質を吸い込んだことが原因でした。
それまで健康そのものだった私の体に異変が起こり、死ぬまで薬を手放せなくなってしまったのです。
その時、私は気付かされました。家族の健康を守るはずの家がこんなことではいけないと。
それ以来、私は自信と信念を持って、お客様に安心して健康に住んでもらえる家しか建てないと心に決めました。
自分の体調を壊したことがきっかけで自然素材の家づくりに特化したのですが、その時はっきりと確信しました。
「木が生きている」ということを。
無垢の木というのは不思議なもので、見たり触れたりしていると心が和んで穏やかな気持ちになります。
自然素材で囲まれた空間で長い年月生活していれば、それはなおさらです。
子供の成長にも大きな影響を与えるでしょうし、人の性格を変えることだってあります。
以前にも、子供がほしいと思いつつも何年も子宝に恵まれなかったお施主さんから、引っ越してからしばらくして妊娠したという報告をもらいました。
これは偶然かもしれませんが、しかし、木に囲まれて生活することによって、精神的に落ち着いて安定した時間を過ごしたことで、幸せが訪れたんだと私は思っています。
伐採されて家の材料となっても、無垢の木は生き続け、呼吸をし続けます。
木の細胞を通った空気が放出され、その浄化された空気が家の中に充満します。
湿度が高い時には湿気を吸ってくれ、低い時には湿気を放出することで、人間にとって快適な状態に保ってくれます。
そういった自然の生命力に触れながら生活することが、人体にとって悪い訳がありません。
自然が作り出す快適な空気に包まれているので、エアコンを利用する機会が減ったというお施主様がほとんどで、中には最初からエアコンを設置していない方もいらっしゃるくらいです。
日伸建設では本物の家を建てることにこだわります。
今ではこのような家づくりをしている大工も少なくなってしまいました。
『簡単、便利』がもてはやされる時代ですが、機械に比べて効率が悪かろうが、時間がかかろうが、これからもこのこだわりを捨てず、お客様のために家を建て続けたいと考えています。
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