枚方市・寝屋川市・交野市を中心に自然素材を生かす家づくりを行う工務店

Ｍさんとは、森南のＫ様邸を新築している際中に、現場で始めてお会いしました。たまたまお隣に仕事の用事で来た時に、「近頃にしては珍しい家やなー」と言いながら立ち寄ってくれました。

それから、何度か来られ話をしているうちに、「実は私も家を建てようと考えてたんやけど、気に入った大工さんがいなかったので、伸ばし伸ばしにしてきた」とおっしゃられ、「小西さんの仕事が気に入ったから、建ててほしい」と言ってくださり、Ｍ様邸の新築が決まりました。

その家は、娘さん夫婦のために建てる家だそうで、それから、間取りや仕様を決めるのに、娘さんと奥さまを中心に、およそ1年の時間をかけて打ち合わせをさせてもらいました。
ご主人のお話では、昔は良い家に住めず、娘さんが、そのことを友達から言われたことがあり、その時の思いから、立派な家を建てたいと考えていたそうで、家に対する思いは強いものがありました。

話をしていくうちに、2階建ての予定だったのが、3階建てになり、大きな梁が見える天井にしたいとのことで、１３ｍの梁を使ったりと要望が膨らんでいくに従って、それをどう形にしていくかが腕の見せ所でした。

工事が進み、長年の夢だった新築が現実に形になってきたと、喜びながらも、パソコン室やテレビボードをつくってほしいと要望があり、色々と追加の造作をさせてもらいました。
中でも大変だったのが、薪ストーブを据え付けたいということで、その品物を見に、新潟まで700ｋｍを日帰りで行ってきました。

そして、娘婿の故郷が九州は熊本ということで、阿蘇山の溶岩をストーブの背面に貼って耐火壁にしました。
娘さんに最後のお願いとせがまれて、特注の洗面化粧台を造作した頃に、なんとか全ての工事が完成。
要望も多く大変な仕事ではありましたが、最後は、施主様家族皆で、「長い間ご苦労様」と、お礼の言葉をいただき、ひと安心しました。

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