「高性能」な住宅とは

住宅性能を競い合う風潮

日本人は、少々潔癖なところがあり、細菌やウイルスについて消毒や滅菌と言ってそれらを過剰に駆除しようとしてしまいがちです。もちろん食中毒は怖いものではありますが、身の回りの細菌やウイルスがすべてなくなってしまったとしたら、人は生きていけるのでしょうか。人の身体には日常的に存在する常在菌が腸内に100兆個、皮膚にも1兆個いると言われています。実際には人は普段から細菌と共存することで免疫力を高め、健康に生きているのです。

住宅についてはというと、昔の日本の住宅は、結露や湿気で悩んでいました。すきま風が吹くから気密性を高めて空気が漏れない家にしないといけないとか、断熱性能を高めることで暖気を家の外に漏らさずに温かい家にするのがいいと言っては、C値がいくらで・・・、UA値がいくらにしないと快適な住空間になりませんということを住宅会社が競ってアピールしているのが現状です。
もちろん、そういった科学的な根拠に基づいた性能の高い家を求めるというのもいいのですが、常在菌の話と同じように根本に立ち返ってみて、冷静に考えてみることも大事だと日伸建設では考えています。

高気密・高断熱と
乾燥について

気密性を高めると空気が家の中で溜まってしまいます。それでは不健康なので、換気扇をつかって24時間換気することが建築基準法で義務付けられました。つまり、電気の力をつかって家の中の空気を制御しようということです。
しかし、換気することによって、次は乾燥しすぎてしまうという問題が発生しました。そこで、家の中では加湿器を用いて湿度を上げるようになったのです。加湿器で室内の湿度を上げては、換気扇で湿度を外に出しているという、いかにも矛盾した状態にあるのです。

また、建築物省エネ法が施行され、新築住宅では原則として高気密・高断熱住宅で建てることが義務化されています。ヒートショックが予防されていいのですが、過乾燥やアレルギーに関する説明は全くありません。
乾燥した部屋ではウイルスによる感染率が高まり風邪をひきやすくなることが分かっています。乾燥した肌からはアレルゲンが侵入しやすく、特に赤ちゃんにとってはアレルギー体質になる危険性が高くなります。
本当にこんな状態が省エネであるとか、健康に暮らす環境であると言えるのでしょうか。

健康の根本を考える
透湿型住宅

日伸建設では、24時間換気や空気清浄機、加湿器に依存しない住宅を目指しています。自然素材の力を最大限につかい家の中と外で水蒸気を通過させる透湿工法を用いることで、室内の湿度は常に50%前後に保たれます。自然の力ですので、電気代も設備代もいっさい必要ありません。

同じ室温でも、湿度の高さによって寒く感じたり温かく感じたりします。適度な湿度を保つことが快適に過ごす上でとても重要な要素となるのです。
それを機械や電気の力で強制的に保つのと、自然の力を借りて実現するのとではどちらが健康的でしょうか。
繰り返しになりますが、湿度を最適に保つことは人が健康に生きる上で、とても重要なことです。それを無理なく自然に実現できれば、それ以上の高性能な住宅はないのではないでしょうか。

日伸建設の建築に対する考え方

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