設計から初めて半年以上の歳月を費やして新築してきたお家もいよいよ完成し、お施主様にお引き渡しする時を迎えます。
出会いから含めると何年にもなる方もいらっしゃいますが、この日でひとまずのゴールを迎えることとなります。
お引き渡しする際に、感謝の気持ちを込めて、昔ながらの習慣を受け継いで「棟札」をつくってかけさせていただいております。
昔は完成した現場には「棟札」とよばれる板を棟の近くにかけていました。
「棟札」には、その現場に携わった大工の名前や施工時期などを書いておきます。
これは、我々がこの家を建てたという証であり、また、これからもずっとこの家を見守り続けるという決意でもあります。
家は建てたら終わり・・・・・では、ありません。年月が建てばあちこち傷んでくるところもあります。住むご家族の状況の変化によっても生活の仕方が変わり、家に求めるものも変わってきます。
それらの変化にも柔軟に対応し、末永くお客様に居心地よく住んでいただくために、日伸建設はお客様の家を見守り続けます。
半年以上の時間をかけて、1本の木から始めて、ここまで形にしてきた住宅ですから、手放すときには娘を手放す時のような何とも言えない寂しい気分になるものです。
しかし、お施工主様に、気に入っていただき、笑顔にしていると思うと、もっともっとたくさんの大工こだわりの家を建てていきたいと思います。
大工見習い募集中
菅村、田中両棟梁から基本技術を学び、木や自然素材を加工できるように指導いたします。
作業場にて墨付け、手刻み加工が行えるようになり、最終的には建築全体を理解して棟梁を目指しませんか?
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