RC擁壁
こんにちは住まいづくりコラム森田です。
今回は全面道路との高低差のある土地にRC擁壁を行った様子を写真でご紹介します。
切土の某住宅団地です。開発許可不要ですが高低差があり土留めが必要です。
長雨が続くと勾配が30度より急な斜面からは前面道路に土砂が流れています。
新築の着工前にRC擁壁工事を実施する事になりました。
斜面を掘削し駐車スペースを確保。
その後鋤取り、整地を行います。
大量の土をトラックで何度も処分場までピストン配送。
これもコストアップの原因です。
擁壁のベースになる部分を整地し砕石を敷き転圧。
地盤を固めます。
擁壁の鉄筋を組んでいます。
ベースのコンクリートを打設。その後型枠を建てるために墨出を行いました。
立ち上がりのコンクリート打設。
養生期間を十分に取り脱型。
必須である擁壁の中に浸透した水を逃がす水抜きの孔。
最後に土を埋戻します。敷地が安全に有効活用できます。
これだけしっかりしたRC擁壁なら安心ですが多額の費用は発生します。
それでは最後に擁壁の危険チェックポイントのご紹介。
擁壁はRC擁壁か間知ブロック以外は基本NG。
ブロック積みの擁壁はNG。(国土交通大臣認定擁壁 CP型枠は除く)
傾斜・変形・クラック・沈下・はらみ・継ぎ目のズレは危険のサイン。
水抜き孔があること。但し絶えず水が流れているのは軟弱地盤の恐れがあるので注意。
土地探しの際は隣地も含み、1m以下、決して2mを超えない擁壁の土地を探しましょう。
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