住まいづくりコラム

土地・資金計画のお話

宅地造成と擁壁

こんにちは住まいづくりコラム森田です。

新築の土地探しにおいて注意すべき点は、前面道路との高低差がある土地です。

しっかりしたRC擁壁で土留めをすれば問題ないですが、予算的に何百万も費用が発生するので資金計画に左右します。

土留めをせずに30度の勾配を取り法面で置いておく方法もありますが、よっぽど敷地が広くないと不可能です。

そもそも土地の有効利用が出来ません。

「青い鳥はいない」でお話したように、土地の価格は言い得て妙で「そいうこと」を見越した価格をプロが付けているので「お値打ち価格の掘り出し物」に見えても、掛かる多額な造成費用を予想して少し安くなっている場合があります。

中々そんなに甘くはありません。

宅地造成とは、土地を宅地としての機能を備えたものとするために、切土・盛土等による斜面の平坦化などの工事、擁壁の設置工事、排水施設の設置工事、地盤の改良工事などを行なうことです。

こうして形成された宅地は「造成地」と呼ばれ、切土2m、盛土1mを超えるがけ(高低差のある土地)の擁壁工事には「宅地造成規制法」により規制が掛かり開発許可の対象となります。

こういう事も調べずに土地を購入すると莫大な造成コストが掛かったり、そもそも再建築が不可の場合も有るので要注意です。

古い造成地の擁壁に関しても、開発許可、宅造許可、工作物としての許可を自治体に行き「申請記載台帳」を調べてその擁壁が「検査済み」で無ければ擁壁として認められません。

開発許可証があり有効な30数年前のRC擁壁

さここまでお読み頂き「土地探しは建築屋と」と言う事がお分かり頂けたでしょうか。

不動産屋さんと違い建築屋は家が建たないと商売になりませんので。

徹底的に調べますので。

それでも予期せぬことも起きるので大変です。

最後に繰り返しますが土地探しの前に建てる建築屋さんを決める(建築請負契約を交わすこと)のが重要だと言えます。

自社で建てるか分からない人に経費と時間は割けません。

タダより怖いものは無いとも言いますしね(笑)

明日は擁壁の話を引っ張ります。

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「宅地造成と擁壁」への2件のフィードバック

  1. みかん農家 より:

    価格には、それなりの理由があるのですね。

  2. 古い造成地の擁壁も検査有るんですねしかも検査済みでないとダメなんですね、こういうのは知りませんでした。

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