現場の動きが鈍くなっているようです
こんにちは 大阪府枚方市・交野市を中心に自然素材・無垢材を生かす家づくりを行う工務店 日伸建設森田です。
日伸建設では加工したときに出た木材の端材は、提携している銭湯へ焚き物として処分しています。
それ以外の現場で出た産業廃棄物は市内の中継センターへ持ち込み有償にて処分します。
先日社長と軽トラでそこまで運びましたが、明らかに産廃の量がいつもより少なく感じました。
それだけ建築現場が動いていないということでしょうね。
コロナ禍の影響で欧米諸国で建築材料の需要が増え、その影響で品不足、ウッドショックになり資材が流通しなくなったのと、半導体不足などで給湯器やシャワー便座を始めとした設備の長期未納問題などの影響で、工事の見通しが付かないと言う理由で、着工を遅らせている住宅会社やリフォーム店も増えてきました。
例えば、給湯器なしで引渡を受けた施主は、新居に引っ越しても銭湯通いをしないといけないという家庭も少なくないようです。
今や銭湯の入浴料は4人家族なら1500~2000円/日は掛かりますから、これが住宅ローンが始まった状態で1か月以上続くと家計は厳しいですね。
その矛先は工務店へ向くことも。
「状況は分かるけれども、何故施主だけ苦しまないといけないのか・・・」と費用の件で、工務店と施主が揉めているケースも少なくないようです。
商品遅延に対しての見通しが付かないので、中古給湯器や便座を仮設で対応してもらっているという話も聞きました。
そういう風に段取り、手間に対する費用を融通しているのは、メーカーさんではなく中間業者の問屋や販売店と末端の工務店ですからツライですね。
さらにこの6月、内装材、玄関ドア、サッシなどのアルミ製品価格が上昇するそうで、右肩上がりで値上がりします。
この中には、ウクライナ・ロシア戦争の影響や原油高騰の費用はまだ入っていないそうなので、この先恐ろしいです。
ロシアへの経済制裁の影響で、合板の材料、構造材の針葉樹系がさらにアップ、床合板などは商品自体供給できなくなりそうです。
このまま着工数がガタ減りになると、建設業界の倒産、失業が増えるのではないかという懸念もあります。
先の産廃処分費もどんどん高くなっていくと、そもそも古家を解体処分しにくくなってきました。
お家も今までの様にスクラップ&ビルドという時代ではありませんね。
そもそも建築時にコストが低めであっても、ウレタン系断熱材や石油化学系の建材、太陽光発電のパネル等、
解体処分時にビックリするほどの高額費用が発生するという事も、頭に入れておかなければなりません。
まさにアスベストがそういう状態ですので。
結局、「土に返る素材である無垢材や自然素材を使用する事」が、地球に優しくコストも低く抑える賢い家づくりであると言えます。
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