住まいづくりコラム

匠の技

反り止め 吸い付け桟

こんにちは住まいづくりコラム森田です。

木辺に反ると書いて板と読みます。

無垢の木は多かれ少なかれ必ず反るものです。

特に大きな一枚板は顕著です。

完成してから反ったり狂ったりしないように、天然乾燥させた材を使うようにしていますが反る事は避ける事は出来ません。

そこで反りを最小限に食い止めるために「吸い付き桟」という工法を用います。

板の裏側に蟻型の溝を彫って、それに合わせて同様に蟻型の桟を刻んだ雄木を叩き込んでいきます。

例によってシビアな精度が要求される仕事です。

技術と経験だけでなく、菅村棟梁のように器用さとセンスも兼ね備えた職人でないと良い仕上がりになりません。

手にした施主さんは本当にラッキーだと思いますよ。

「反り止め 吸い付け桟」への5件のフィードバック

  1. 「吸い付き桟」って知りませんでした
    木の反りを抑える目的なんですね、木が付いてるの見かけますがてっきり強度のためかと思っていました。

  2. 今日はジャパン建材の子会社ブルケンウエストの
    展示会。
    さぁ、建材がどこまで持ち直してるか??

  3. たんぽぽ より:

    吸い付き桟ですか、勉強になりました♪

  4. にっしー より:

    こんばんは。

    そうですよね。当たり前のように一枚板などを目にすることがありますが、ただ放っておけばああなるということではないですもんね。放っておいてしまえば反ってしまう。それが自然ですね。当たり前が当たり前でないこと。これがきちんと伝わってほしいなぁって思いました。

  5. 溶射屋 より:

    家づくりコラム森田さん

    >手にした施主さんは本当にラッキーだと思いますよ。

    なるほどねぇ!!

    勉強になります(^.^)

    ポチッ!

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