戸建ての基本 用途地域の確認
こんにちは森田です。
土地探しで大事なことは周辺の環境を自分の目で確認する事です。
いいなと思った土地周辺を色々なタイミングで見てみる事は重要です。
夜間、また雨の日など、思ってもいないような状況が確認できるかも知れません。
またそれと一緒に用途地域の確認も行っておいてください。
用途地域とは都市計画法の地域地区の一部。
2018年に新たに制定された田園住居築を含めて全部で13種類から構成。
用途地域を知ることで、対象の土地がある地域に建築建築可能な建物を知る事ができるのです。
例えば、陽当たりが良いなと思っていても、その地域が三階建て可能なら、将来お隣が三階建てに立て替えられたら採光が悪化する可能性もある。
用途地域を把握していれば、将来建つ可能性がある建物を推測して、自宅の配置や間取りを考慮する事が出来ます。
また自分の土地から少し離れたところでも、大規模商業施設が出来たために、地域外の人が自分の地域に頻繁に往来するようになり、環境が変わったということもあります。
細かなところまでは必要ないが、知識として頭に入れておきましょう。
(様々な用途地域)
・第一種低層住居地域 2階建て程度の戸建て住宅・アパート主体の住宅地。小規模な公共施設などは建てられるが、コンビニなどの商業施設は建てられない。
・第二種低層住居地域 上記の地域で建てられる物に加えて、コンビニ等小規模店舗は建てられるので、騒音が気になる人は要注意。
・第一種中高層住居専用地域 3階建て以上のアパートやマンションがある住宅街等。
中規模な公共施設、病院、大学なども建てられるが、遊技施設やホテルは不可。
・第二種中高層住居専用地域 上記の地域に加え、小規模なスーパー、その他やや広めの店舗・事務所なども可。人の出入りは多くなります。
・第一種住居地域 中規模のスーパー、小規模のホテル、中小の運動施設、中規模の店舗、事務所なども可の為、地域外からの人の出入りも多くなります。
・第二種住居地域 10000㎡までの一定条件の店舗、事務所ホテル・パチンコ屋等や環境影響の小さい小規模な工場が建てられるので、周辺は騒がしくなります。
・準住居地域 上記の地域に加えて、小規模の映画館、車庫、倉庫が建てられます。
・近隣商業地域 上記の地域に加え、ほとんどの商業施設を建てる事が可能です。延べ床面積規制がないため、中規模以上の建物が建てられるので、静音性は期待出来ないと思った方が良いでしょう。
・商業地域 上記の地域に加え広義の風俗営業および性風俗関連、特殊営業関連の施設も建てられるので、子育ての環境には向いていない地域。
・準工業地域 軽工業の工場など、環境悪化の恐れのない工場の利便を図る地域。住宅や商店も建てられるが、危険性の高い工場は不可。
・工業地域 住宅の他、どんな工場も建てる事が可。ホテル」、旅館、劇場、映画館、演芸場」、風俗営業に係る公衆浴場等は建てる事はできません。居住には適さない地域です。
・工業専用地域 どんな工場でも建てる事ができますが、住宅、店舗、飲食店、学校、病院、ホテル、福祉施設等建てる事ができないので、この地域には住めません。
・田園地域 今後指定されますが、制定されたばかりで用途地域の指定はまだ先になりそうなので省略します。
現在工事中の枚方市牧野阪1丁目分譲の用途地域は「第二種中高層地域」。
京阪牧野駅近、スーパー近の便利な所です。
ご自分のお住いの地域、住みたいと考えている土地やその周辺がその用途地域なのかは、各行政庁のホームページで調べる事が出来ます。
大阪ならこちら 大阪府地図情報システム
※ご自分がお住いの都道府県を入力 スペース 地図情報システム(若しくは用途地域マップ)でググってみて下さい。
「自宅周辺にコンビニも無くて不便、なんでなんだろう??」と思って調べてみると「第一種低層住居専用地域」だったとか。
土地勘のある地域をイメージしながら調べてみると面白いですよ。
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