LCA ライフサイクルアセスメント
こんにちは森田です。
地球温暖化や大雨による災害など、地球が抱える環境問題を解決するために生まれた言葉を最近耳にします。
例えばSDGs。
Panasonic キッズ SDGsって知ってる?より
SDGsは「持続可能(かのう)な開発目標」という意味の英語Sustainable Development Goalsの略(りゃく)のこと。
2015年に国連総会(そうかい)で決められた、2030年までに目指すべき17の目標なんだ。
「まずしい人々が取り残され、地球環境(かんきょう)は悪化しており、このままでは世界が立ち行かなくなる」という強い危機(きき)感のもとにつくられたんだよ。
「持続可能な」というのは、「今だけでなく、ずっと続けていくことができる」ということ。
だからSDGsは「将来(しょうらい)の世代のための環境や資源(しげん)をこわさずに、今の生活をより良い状態(じょうたい)にするための目標」ということだよ。
これらの目標を実現(じつげん)するには、国や企業(きぎょう)などのリーダーが協力して行動していくことが大切だけど、みんなもこれらの目標について考えたり、話し合ったりすること、自分以外の人や地球を大事にして生活していくことが大切だよ。
それでは17の目標を紹介(しょうかい)するね。→ 続きはこちら
さて、今日ご紹介するのはLCA(ライフサイクルアセスメント)
ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)とは、
例えば住宅なら、ライフサイクル全体(資源の採取―建材製造―施工-居住-解体―最終処分・リサイクル)
住宅の為の木材が採取された時から、寿命を向かえ解体されリサイクル、最終処分(焼却・埋め立て)されるまでのCO2排出まで見て評価し、環境負荷を定量的に評価する手法です。

住宅のライフサイクル 環境省 LCCM住宅の展開~LCCM住宅の基本的考え方~
下の図は、機能が同じ製品AとBに関連するCO2排出量を、LCAで比較した例です。

製品のライフサイクルとLCAによる環境負荷(CO2排出量)算定のイメージ 出典:国立環境研究所 循環・廃棄物のまめ知識「ライフサイクルアセスメント(LCA)」
生産だけで評価すると製品Bの方がAよりCO2排出が少ないのですが、ライフサイクルでは逆になっています。
環境問題への関心が高まる中、LCAは環境負荷をより分かりやすい手法として注目されています。
石油化学製品の建材で建てた現代の高断熱の家は、解体時は自然分解、リサイクルが困難。
廃棄時のコストや環境負荷は先送りになっています。
LCAの観点ならば、昔ながらの工法で天然の木・無垢材、自然素材を使って建てる家が一番のカーボン・ニュートラルではないかと思います。
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