国内産購入に拘ること
こんにちは大阪府交野市の無垢材と自然素材を使った家づくりを行う 日伸建設の森田です。
日々の生活で物価の値上がりを感じています。
ガソリン価格はまだ上がるようですし、食料品、日用品、電気代、ガス代の光熱費も猛暑続きでこの先恐ろしい。
景気と言えば、上記のエネルギー価格を中心としたインフレの他、ロシアのウクライナ侵攻と先進諸国のロシアに対する経済制裁、世界的な景気後退の懸念で株価も停滞しています。
景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する今の状態をスタグレーションと言います。
景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず、物価が上昇する状況はまさにそれ、我々生活者には非常に厳しい経済状況です。
資源の乏しい日本は、資材や食品を輸入に頼る事が多く、この負の流れを止めることはとても難しい。
それは長年のデフレ経済に慣れ切った結果、1円でも安いものを求める事が習慣化してしまったのです。
先進国の食料自給率をご紹介すると、カロリーベースで100%を超えているのは、カナダ255%、オーストラリア233%、アメリカ131%など。
広大な国土を有し、農業に適した状況であるのが分かります。
ヨーロッパに目を向けると、フランス130%、ドイツ95%、イギリス68%、イタリア59%、対して我が国の自給率はカロリーベースで38%とかなり低い。
輸入品の比率が高いので、今の様に円安になると価格が上がるのは当然ですね。
食の安全では、欧米で使用していない農薬を日本向けの農産物に使用できる点。
近年の日本人のガン患者が増大しているのと因果関係があるのでしょうか。
一方、木材の自給率はどうでしょう。
木材自給率は微増していますが、木材自給率上昇の大きな原因は輸入木材の価格高騰です。
建築に利用される木材のうち、特に合板は外国産輸入丸太の供給の不安定から、国産材利用の割合が急上昇しています。
ウッドショックの今、国内木材へシフトチェンジをすれば良いと言う意見がありますが、木材として使えるようになるには、 苗木を植えてから、40~50年ほどの期間がかかります。
この期間に、下刈り、つる切り、除伐、間伐などの手入れをします。
そうやって、多大な設備費、手間と人件費を掛けて時間を費やさないと木は育ちません。
ウッドショックだからと、今すぐどうする事も出来ないのです。
住宅はコスト優先になり、日本の林業は衰退しました。
外材利用が主流になり、多くは廃業し施設は閉鎖。
山にはたくさんの木が生えていますが、手入れしていない山の木は建築材料として使う事は難しいのです。
また国内産の需要が一時的に増えたからと言っても、そこに改めて設備投資をして、林業を本格的に再開するというのはリスクが高く、新規参入も厳しいと思います。
コストと生産性を優先した他国に依存した結果が今の状況なのです。
食も住も健康に及ぼす部分が大きいのに、1円でも安いものと価格を優先して選ぶ。
国内産材は外材に比べて高くても、人の手が掛かり時間と労力が掛かっているものです。
素材の良し悪しを理解し判断する目を持ち、トータルコストで総合的に評価できるようになる事が大切ですね。
価格は安いけれど、将来化学物質の影響で体調を崩し、家族の医療費コストが発生するなど。
安いものを買い求めるデフレ時代の習慣が、国内全体の景気停滞させたままでした。
景気は低迷したままですが、「量より質」の考えで良いものを選ぼう、国を活性化する為にも始末はしながら国内産に拘わって行こうと思いました。
それが自分自身にも跳ね返って来ると信じて。
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